七(ナナ)は成(ナ)り、八(ハチ)は開(ヒラ)くと申(モウ)してあろうが、八(ハチ)の隈(クマ)からひらきかけるのであるぞ、ひらけると(マ)と九(コ)と十(ト)との三(サン)が出(デ)てくる、これを宮(ミヤ)と申(モウ)すのぞ、宮(ミヤ)とはマコトのことであるぞ、西(ニシ)と東(ヒガシ)に宮(ミヤ)建(タ)てよと申(モウ)すこと、これでよく判(ワカ)るであろうが、マコトの数(カズ)を合(アワ)せると五(ゴ)と五十(ゴジュウ)であるぞ。中心(チュウシン)に五(ゴ)があり、その周辺(シュウヘン)が五十(ゴジュウ)となるのであるぞ。これが根本(コンポン)の型(カタ)であり、型(カタ)の歌(ウタ)であり、型(カタ)の数(カズ)であるぞ、摩邇(マニ)の宝珠(タマ)であるぞ、五十(ゴジュウ)は伊勢(イセ)であるぞ、五百(ゴヒャク)は日本(ニホン)であるぞ、五千(ゴセン)は世界(セカイ)であるぞ、このほう五千(ゴセン)の山(ヤマ)、五万(ゴマン)の川(カワ)、五億(ゴオク)のクニであるぞと申(モウ)してあろうがな。