陽(ヒ)あたりのことと、陽(ヒ)かげのことと一時(ヒトトキ)に出(デ)て来(ク)るのぢゃ、タテコワシとタテナホシが一時(イトトキ)にくるのぢゃ、神(カミ)の申(モウ)した通(トオ)りになって居(オ)ろうがな、学(ガク)で説(ト)くと学(ガク)の鬼(オニ)に囚(トラ)われるぞ、智(チ)で説(ト)くと智(チ)の、理(リ)で解(ト)くと理(リ)の鬼(オニ)に囚(トラ)われる、このままに伝(ツタ)へて下(クダ)されよ。天(アメ)の世界(セカイ)も潰(ツブ)してはならん、地(クニ)の世界(セカイ)も潰(ツブ)すわけには参(マイ)らんが、地上(チジヨウ)の事(コト)は潰(ツブ)さねば建直(タテナオ)し六(ムツ)ヶ敷(シ)いなれど、見(ミ)て御座(ゴザ)れよ、一厘(イチリン)-理云-の火水(ヒミズ)でデングリ返(カエ)して、見事(ミゴト)なことをお目(メ)にかけるぞ。