霊(レイ)の要求(ヨウキュウ)ぢゃと申(モウ)して、そのまま受(ウ)け入(イ)れてはならんぞ、よく判断(ハンダン)した上(ウエ)で処理(ショリ)せねばならん。下級霊(カキュウレイ)、動物霊(ドウブツレイ)の場合(バアイ)は酔(ヨ)ひどれのように箸(ハシ)にも棒(ボウ)にもかからんことを申(モウ)すものぞ。殊(コト)にその霊(レイ)が病気(ビョウキ)に関連(カンレン)をもってゐる場合(バアイ)は微妙(ビミョウ)であるから、よく心得(ココロエ)なされよ。悪(ワル)い企(クワダ)て、悪(ワル)い行為(コウイ)ぢゃとて、直(タダ)ちにキメつけてはならん、やんわりともちかけて善(ヨ)きに導(ミチビ)かねばならんぞ、悪(アク)をきらふ心(ココロ)があってはならん、悪(アク)抱(ダ)き参(マイ)らせと申(モウ)してあろうがな。邪道的要求(ジャドウテキヨウキュウ)を容(イ)れて一時的(イチジテキ)に病気(ビョウキ)を治(ナオ)すと、それに倍(バイ)してブリ返(カエ)すぞ、この呼吸(コキュウ)大切(タイセツ)。