太祝詞(フトノリト) のりのり祈(イノ)らば 岩戸(イワト)ひらけん。 神(カミ)は一時(ヒトトキ)は仏(ホトケ)とも現(アラ)れたと申(モウ)してありたが、仏(ホトケ)ではもう治(オサ)まらん、岩戸(イワト)が開(ア)けたのであるから、蓮華(レンゲ)ではならん。人民(ジンミン)も改心(カイシン)しなければ、地(クニ)の下(シタ)に沈(シズ)むことになるぞ、神(カミ)が沈(シズ)めるのではない、人民(ジンミン)が自分(ジブン)で沈(シズ)むのであるぞ、人民(ジンミン)の心(ココロ)によって明(アカ)るい天国(テンゴク)への道(ミチ)が暗(クラ)く見(ミ)へ、暗(クラ)い地(クニ)の中(ナカ)への道(ミチ)が明(アカ)るく見(ミ)えるのであるぞ、珍(メズラ)しきこと珍(メズラ)しき人(ヒト)が現(アラワ)れてくるぞ、ビックリ、ひっくり返(カエ)らんように気(キ)つけてくれよ、目(メ)の玉(タマ)飛(ト)び出(ダ)すぞ、たとへでないぞ。