もの与(アタ)へること中々(ナカナカ)ぢゃ、心(ココロ)してよきに与(アタ)へねばならんぞ。与(アタ)へることは頂(イタダ)くことと知(シ)らしてあろうが、与(アタ)へさせて頂(イタダ)く感謝(カンシャ)の心(ココロ)がなくてはならん、強(ツヨ)く押(オ)すと強(ツヨ)く、弱(ヨワ)く押(オ)すと弱(ヨワ)くハネ返(カエ)ってくるぞ。自分(ジブン)のものと言(イ)ふもの何(ナニ)一(ヒト)つもないぞ、この事(コト)判(ワカ)れば新(アタラ)しき一(ヒト)つの道(ミチ)がわかるぞ。