友(トモ)つくれと申(モウ)してあろうが、友(トモ)と申(モウ)しても人間(ニンゲン)ばかりでないぞ、山(ヤマ)も友(トモ)ぞ、川(カワ)も友(トモ)ぞ、動植物(ドウショクブツ)も友(トモ)ぞ。一人(ヒトリ)の友(トモ)を得(エ)たら一(ヒト)つの世界(セカイ)を得(エ)たことぞ、何(ナニ)も彼(カ)も皆(ミナ)友(トモ)ぢゃ、友(トモ)は己(オノレ)ぢゃ、皆(ミナ)己(オノレ)となれば己(オノレ)なくなるぞ、己(オノレ)なくなれば永遠(トワ)に生(イ)きられる、無限(ムゲン)の己(オノレ)となるぞ。御神前(ゴシンゼン)で拝(オロガ)むもよいなれど、空(ソラ)を拝(オロガ)めよ、山(ヤマ)も川(カワ)も拝(オロガ)めよ、野菜(ヤサイ)拝(オロガ)めば野菜(ヤサイ)が、魚(サカナ)を拝(オロガ)めば魚(サカナ)が神(カミ)となり、又(マタ)、己(オノレ)となるのぢゃ。足(タ)らぬことないクワシホコチタルのウラヤスの自分(ジブン)となるのであるぞ。