八塩路(ヤシオジ)の 塩(シオ)の八百会(ヤオアイ) 母(ハハ)いますくに。 天(アメ)の声(コエ)あるぞ、地(クニ)の声(コエ)あるぞ、和(ワ)して十(トウ)の日月地(ヒツキクニ)と現(アラ)はれるぞ。五十人(ゴジュウニン)の仁人(ジンジン)が出(デ)て来(ク)るぞ、仁人(ジンジン)とは神人(カミヒト)のこと、この仁人(ジンジン)が救世主(キュウセイシュ)であるぞ、救世主(キュウセイシュ)は一人(ヒトリ)でないぞ。各々(オノオノ)の民族(ミンゾク)に現(アラ)はれて五十人(ゴジュウニン)であるなれど、五十(ゴジュウ)と言(イ)ふ数(カズ)に囚(トラ)われるなよ、五十人(ゴジュウニン)で一人(ヒトリ)であるぞ、数(カズ)に囚(トラ)われると、判(ワカ)らんことになり、岩戸(イワト)しめとなるから気(キ)つけおくぞ。