判(ワカ)るように説(ト)いて聞(キ)かすから、今迄(イママデ)の智(チ)を一先(ヒトマ)づすてて、生(ウマ)れ赤児(カゴ)となりて聞(キ)いて下(クダ)されよ。天之鈿女(アメノウヅメ)の命(ミコト)が天照大神(アマテラスオオカミ)に奉(タテマツ)った巻物(マキモノ)には1(イチ)2(ニイ)3(サン)4(シイ)5(ゴウ)6(ロク)7(シチ)8(ハチ)9(キュウ)10(ジュウ)と書(カ)いてあったのぞ。その時(トキ)はそれで一応(イチオウ)よかったのであるなれど、それは限(カギ)られた時(トキ)と所(トコロ)でのことで永遠(エイエン)のものではないぞ。